2010年9月14日火曜日

Beijing, September (1)



「九号温泉」の看板の手前まで続く建材市場の石材区。他には木材やサッシュ、ドアハンドル、工具などが手に入る。建材市場には、設計に携わる人間に限らず、マンションを購入した夫婦らも内装材を調達しに来る。数学や物理と同様に建築は全ての人間が関係者である。建築をつくることに直接関われる場所が市内に幾つもあるのは興味深い。とは言え、ここで夫婦らが見ていたのは、建築というよりはIKEAで扱われる家具のように彩りを添えるもの。僕たちはこの日、都市に彩りを添える外装材の検討をしていた。

(September 2010, Beijing by Taketo Nagaoka)

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